伝統的な日本料理『お雑煮』のあれこれ +鏡餅は28日に飾りましょう!

だんだんと寒さが厳しくなっていく中、年末、年始ももうすぐですね。

お正月になるとお雑煮を食べる伝統がありますが

なぜお雑煮を食べるのかご存知でしょうか?

 

お雑煮の由来

お餅は昔から日本人にとって、お祝い事や特別な日など ハレの日 に食べるもので

新年を迎えるにあたり、餅をついて他の産物とともに歳神様にお供えしました。

元旦になると、そのお供え物をお下がりとして煮て食べたのがお雑煮で

1年の無事を祈って食べる日本の伝統的なお料理です。

 

お正月は歳神様をお迎えしお祀りするためにあり

歳神様は神道の神様とされ、日本は古くから農耕を行っていた事から、

一年の始めにその年の豊作を願うため、

歳神様を「穀物神」として祀っていたと言われています。

 

 

お餅は四角?丸い?

地域や家庭ごとで食べ方が違うお雑煮。

お餅の形も違ってきます。おおまかに分けますと

東日本  角餅

西日本  丸餅

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なぜ2種類あるのかというと、江戸時代までさかのぼります。

もともとは東西で違いはなく丸餅だったそうですが

江戸時代に入ると人口が江戸に集中してしまい、丸餅だと1つ1つ手で

丸めるのに手間取ってしまうため、効率が悪い → 四角く切ってしまおう

ということで効率の良い角餅が、関東地方から使用されたと言われています。

 

一方丸餅は、家庭円満という意味をもち、縁起ものとして昔から食されています。

 

味付けも、東日本では基本すまし汁仕立てであっさりした味が多く

西日本では、地域によって白みそや赤みそなど味噌ベースだったり、

すまし汁仕立てだったり地域によって様々です。 

中にはぜんざいのように小豆と煮込んだり

あんこ入りの餅をいれたりと地域の特色がでます。

関東 お雑煮

関東 

関西 お雑煮

関西 お雑煮

 

ちなみに私の実家(中国地方)では、丸餅で焼かずにそのまま煮て

具はシンプルに新物の岩のりだけ。(岩のりは冬に採れ始めます)

味付けは、アジのいりこを出汁にとったすまし汁仕立てでした。

岩のりの香りと食感が好きです。

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関東に住んでからは、スーパーなどで角餅をよく見かけ

そういえば丸餅が売っている所をなかなか見かけないなと思ったり

地域によって扱うものが違うので新たな発見で面白いです。

 

一言でお雑煮といっても何通りもの各家庭で受け継いできた作り方があるため

奥が深い伝統料理なんですね。

 

お雑煮は元旦から3日まで食べますが

食いあげる という言葉があり、毎日2個ずつお餅の増やすと

縁起が良いと言われています。

ですが、、、ついつい食べ過ぎないようにご注意ください!

 

もう一つ、お餅といえば『

餅つながりで 『鏡餅』 について

歳神様へのお供え物であり

歳神様の魂が宿っていると言われています。

 

鏡餅は丸いお餅を2つ重ねますが

丸い形が 円満

2つ重ねると かさねがさね という意味

円満に年を重ねるという願いが込められているそうです。

 

鏡餅を飾るのはいつから?

12月28日が最適だそうです。

「八」が末広がりで縁起が良いことから

28日から飾ることが多いのだとか。

「九」は苦につながることから29日は避けたほうがいいと言われています。

 

一般的には1月11日に下げ、お供え物であるお餅をいただく(たべる)ことを

『鏡開き』 といい、お餅には神様が宿っているため祝福や恩恵を受けられると

考えられており、残さずいただきましょう。

 

お餅と一緒に飾るものにはそれぞれ意味があります。

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橙(だいだい)

橙は大きくなっても実がおちないため、代々家が栄えるように(子孫繁栄)という

願いがこめられています。

 

御幣(ごへい) 赤と白の正方形の飾り

赤色・・・魔除け  

白色・・・四手(しで)四方向に手を大きく広げて反映するようにと願いが込められています。

 

四方紅(しほうべに)

お供え物をのせる色紙。

四方を『紅』で囲むことによって、『天地四方』を拝し

災を払って1年の繁栄を願っています。

 

裏白(うらじろ) 緑色の葉

シダの一種で表が緑色、裏が白色。葉模様が対になっているので夫婦円満

古い葉と一緒に新しい芽がでてくるので、家系がつながる、

長寿を祈願するという意味があるそうです。

 

三方(さんぽう) 鏡餅をのせる台

尊い相手に物を差し出すときは、台に乗せて出すのが

礼儀であったことから使用されています。

 

●鏡餅はどこに飾ればいいの?

床の間が一般的ですが、ない場合は

玄関の下駄箱の上や、客間の棚などに置きます。

 

お正月の行事は神様をお迎えするためのものですので

12月28日には鏡餅をお供えし、

よいお正月をお過ごしください。

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