朝穫りとうもろこしの収獲作業

朝どりとうもろこし

今年で取り組み4年目になる、朝穫りとうもろこし。

埼玉県上里町の自社農場(国立ファームソルトリーフ農場)にて早朝4時~5時に収獲した、最高鮮度のとうもろこしをお取引先の”いなげや”さんへ出荷。早いお店では収穫当日のお昼には店頭に並びます。

訪問したのは、収穫作業の初日。梅雨の合間で雨はなく薄曇りで、体を動かすには心地よい気候。

1朝どりとうもろこし畑に到着

畑に着くと、ヘッドライトを点けた軽トラックが2台。畑の中に埋もれていました。

何よりも鮮度を最優先する朝穫りとうもろこし、豪快に畑の中に軽トラックで突っ込み、荷台にどんどん収穫していきます。

2朝どりとうもろこし収穫

ひどい雨が降ると畑の中にトラックを入れることができなくなってしまうため、一気に作業効率が落ちてしまいますが、この日は大丈夫でした。

とうもろこしは、夜露で濡れ、葉の縁で切り傷を負ってしまうこともあるため、カッパは必須。

0朝どりとうもろこし

穂先が完全に黒くなり、パンパンに膨らんでいるのが分かります。

一本の幹に2~3本の実が着いていますが、収穫できるのは一番上の実のみ。上から順に実が着いて成熟していくので、一番上の実に栄養(旨味と甘味)の多くが貯蔵されます。
また、とうもろこしが受粉をするとき、上から花粉が落ちてくる形になるため、二番目以下の果実は葉や上の実の影になってしまい、上手に受粉をすることができず、歯抜け状態で実の粒がつきます。栽培管理上も効率が悪くなってしまうので、一般的には一本の幹から一本しか収穫されないのです。

3朝どりとうもろこし箱詰め

軽トラックの荷台が満杯になると、作業場へ戻って、選別と箱詰め作業。

選別はとうもろこしを持った瞬間に、感触と重さで判断をします。上から握ってゴツゴツしているものは受粉が不完全で実の入り方がバラバラになっています。重さを軽く感じるものは、個別に計量をして選別していきます。

4朝どりとうもろこし箱

とうもろこしは収穫直後から、蓄えた糖分を消費して発熱します。発熱すると更に糖分消費が進んでしまうので、いかに早く冷やすか。そして熱をこもらせないかが重要になります。

そこで、とうもろこしの箱に取り入れられているのが、通気性の良さ。箱の側面と上部に穴を開けてあるので、内部の熱が上から抜けるようになっています。一箱25本入りで約10kg。箱の強度が落ちないよう、しっかりしたランクの高い紙を使っています。

5朝どりとうもろこし縦詰め

箱の中ではとうもろこしは縦詰めに。縦詰めにすることで、熱気が上に抜けるようにしています。
また、樹に成っている状態に近い形で輸送することで、とうもろこしに余計なストレスがかかってエネルギーが消費されないようにしています。

6朝どりとうもろこし荷積み

そして、5時10分には運送会社さんの冷蔵トラックへ荷積み開始。ここでもひと工夫。冷蔵車とはいえ、荷物を満載にしてしまうと冷却効率が落ちてしまいます。輸送中にしっかりと冷やすことができるよう、大きめのトラックを手配し、2段以下に積んでいくことで輸送中にしっかりと冷気が回るようにして運びます。

この後、7時過ぎには納品先の配送センターへ到着し、そこから各販売店へと転送されていきます。配送センターや各店舗へ配送するトラックももちろん冷蔵対応。収獲から一貫して温度上昇を抑えることで、畑で収獲したままの状態に限りなく近いとうろもこしをお届けしています。


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